就活失敗→就活浪人は厳しい?当たり前すぎる4つの理由を説明する

就活失敗した。ほぼほぼ失敗している状況。
残りの期間で就活してもろくな企業いけないから、来年もう一回就活をするのはありなのかな?
こんな疑問に答えます。
結論は、就職留年・浪人は無し。
なぜなら、就職浪人をしても事態が好転する可能性が低いため。
その4つの理由を解説します。
1. 避けられない現実:1年分の生涯年収が下がる
就職留年を冷静に捉えてみると、就職留年するだけで、仕事をする期間が1年減ります。
なので、生涯年収が1年分下がってしまうわけです。就職浪人して就職の失敗を取り戻すなら、この1年分の年収以上のメリットがないと意味がありません。
平成26年の初任給を高校卒以上の学歴別にみると、男女計、男女別ともに横ばいだった男性の大学院修士課程修了を除き、すべての学歴で前年を上回っている (第1図 [429KB]、 第1表 [29KB]、 第2図 [97KB]、 付表1 [38KB])。
男女計 大学院修士課程修了 228.3千円 (対前年増減率 0.1%) 大学卒 200.4千円 ( 〃 1.2%) 高専・短大卒 174.1千円 ( 〃 1.1%) 高校卒 158.8千円 ( 〃 1.8%) 男性 大学院修士課程修了 227.7千円 (対前年増減率 0.0%) 大学卒 202.9千円 ( 〃 1.3%) 高専・短大卒 176.1千円 ( 〃 1.1%) 高校卒 161.3千円 ( 〃 1.5%) 女性 大学院修士課程修了 230.7千円 (対前年増減率 0.3%) 大学卒 197.2千円 ( 〃 1.1%) 高専・短大卒 172.8千円 ( 〃 0.9%) 高校卒 154.2千円 ( 〃 1.9%)
厚生労働省の資料を見ると新卒1年目の年収は200万前後なので、少なくとも200万円分は確実に損します。
就職留年が無意味とは言いませんが、この200万円を就活で取り戻すのはかなり難しそうです。
就職留年するなら、最悪200万円分損する覚悟は必要そうです。
2. Q:浪人して1年間何をしましたか?
と面接で確実に聞かれます。あなたはこれに100点以上の答えを出すことはできますか?
結論を言うと無理です。なぜなら、社会人目線がないから。
1年という時間はものすごい力を持っていて、正直なんでもできます。正しい努力さえできれば、1年浪人したぐらいで就職に不利になることはありません。面接官が驚くような答えを準備することも可能です。
しかし、それは社会人目線がないと不可能。学生が驚くことと社会人が驚くことは全く違います。だから、社会人目線なき、1年間の努力は就活において無意味でしかありません。
もし本当に就職浪人するのなら、社会人10人ぐらいにあって、やったら驚くこと。勉強すればいいと思うことを聞いて、全ての内容をやりきる。というような努力をしましょう。
3. 企業から1年で就職できなかった人と思われる
就職浪人をしてしまうとはっきりいって、面接官の評価は下がります。
あなたの人間性を疑っているのではなく、1年で就職できなかった事実から、あなたの能力を疑われてしまうのです。
企業からしたら、普通は1年で内定が出る。でも出なくて就職留年、浪人するということは、何かしらその理由があると考えられてしまいます。
何か理由がある人よりも、浪人していない学生を企業はとりたいでしょう。
能力で差がなければ、若い人を取るので、浪人になるならめちゃくちゃスペック高い学生にならないと内定が出ません。もちろん、そうなれば浪人は関係無くなりますが。
4. 2年も就活するとダレる
はっきり言って就活が楽しい人はいません。そんな楽しくない就活を2年続けることができるでしょうか?
はっきり言ってダレます、飽きます。だから、就活効率は確実に落ちます。
そんな状態で昨年よりもいい内定が出るでしょう?難しいんじゃないかなと思うのです。
まとめ:就職浪人はいばらの道なので、相応の覚悟すべし
どうしても就職浪人をしたいのなら決して止めません。
しかし、
- 1年分の年収200万円損する
- 面接官の厳しい質問
- 1年で就活できなかったと思われる企業からの目線
- 2年就活のモチベーションの維持
これらは覚悟しなければなりません。
本当にしたい。就職留年・浪人に意味があると考えるならやればいいと思うのです。しかし、就活においては圧倒的に不利という事実は知っていただきたいと思います。