【例文あり】資格取得をうまく自己PRするための3つのコツ



難しい資格や話を掘り下げれる内容なら大丈夫!

ただ、誰もが持っているものや簡単に取れるのもはアピールになりづらいので注意が必要だね。
注意なのは資格自体に企業は興味がない
資格をアピールする注意点として、資格には企業は興味がありません。
正しくは、圧倒的に難易度が高くで実務経験で必要な資格じゃない限り興味がない。
が、そんな資格を学生でとっている人はまずいません。
だから、
資格すごいでしょ!
資格取れる力ある私を採用しませんか!?
とやるのは、自己PRにならないのでやめましょう。
攻め方としては、資格を取得するための取り組み方を伝えましょう。
企業は人柄重視だから資格取得の取り組み方を伝える
実は、企業は学生時代にやっていた成果や結果を重視しているわけではありません。
2)企業が採用基準で重視する項目、学生が面接等でアピールする項目
企業が採用基準で重視する項目と、学生が面接等でアピールする項目を比較して見る。
企業が重視している項目は「人柄」「自社への熱意」「今後の可能性」が圧倒的に高かった。
一方、学生がアピールしている項目は、「人柄」「アルバイト経験」「所属クラブ・サークル」の順となった。
リクルートの就職白書によると、企業は人柄や自社の熱意などを重視しています。
だから、学生が考えている成果や経験を重視するのは間違えていると言えます。
資格そのものをアピールするのは間違いなのです。
そのため、資格の取り組み方、どうやって資格を取得したのか伝えるのが基本戦略になるのです。
資格の取り組みを伝える例
取り組みといっても、いまいちピンと来ないでしょう。
↓の例をみてください。
- ITに関する知見は強いと自負しております。大学在学中に応用情報技術者試験に合格しました。
- コツコツと勉強することを強みとしています。大学入学時は、パソコンがわからない全くの素人でしたが、コツコツを勉強をして、基本情報技術者、応用情報技術者試験と続けて合格できました。
この2つだと②の方が、コツコツ努力する頑張り屋さんだと感じますよね?
それに対し、①は資格があるんだなーとしか感じません。印象がいいのはもちろん②です。
なぜ、差がついたのでしょうか?
それは、①では、ただ資格がある事実だけを伝えるだけに対して、②では過程、ストーリーを加えたからです。
人間はストーリーを見ると、そこに人柄を感じます。
さらに、話の内容も入ってくるのです。
だから、資格の取り組み方をストーリーにして伝えれば、企業に人柄をアピールできるので、資格取得も立派に自己PRになります。
資格取得の経験を自己PRする例文
では、もっと具体的な書くコツをお伝えしましょう。
まずはじめに例文をご覧ください。
私は、人の話を聞いてコツコツ勉強するのが得意です。
英語のTOICEで800点を持っていますが、参考書を買って勉強したことがありません。
どうやって勉強したのかと言うと、NHKの英会話教室でした。英語を勉強しようと考え、教材や塾にお金をかけたくなかったので、ひたすら英会話教室を見ていました。
初めは全く変わらなかったのですが、繰り返し見ているうちに英語がどんどんわかるようになっていき、10年間英語教室を見続けました。
広告の試験も、入試も英語教室だけで勉強して、全てで80点以上を取っていました。大学に入ってから英語力を試そうと思ってTOICEを受けたら、800点を出してしまいました。
このことから、人の話を聞いて勉強する力が自分にあると確信しています。御社に入社しても、上司やクライアント様のご意見を元に、コツコツと勉強を重ね、成長をして御社に貢献できるようになればと思います。
他の自己PRの例文:文章構造PREPで作る自己PRの作り方と参考になる例文集20選
資格取得の経験をうまく自己PRする3つのコツ
例文は読みましたか?
では、例文の内容を踏まえて、資格取得をうまく自己PRにする3つのコツをご紹介します。
資格取得の経験を自己PRするのに最適な文章構造PREP
文章や会話がうまい人はなぜうまいのでしょうか?
それは、パターンの引き出しがたくさんあるからです。その場で考えているのではありません。
だから、あなたもうまい人に習って自己PRに最適な文章構造を使えばいいのです。
その文章構造こそが、PREPというものです。
PREP(プレップ)法とは、「Point ・ Reason ・ Example ・ Point」の略です。
Point = ポイント・結論
Reason = 理由
Example = 実例・事例・具体例
Point = ポイント・結論を繰り返す上記のような順番で構成していきます。結論重視で、1つのことを具体的に伝えるので説得力があります。
引用:文章力が上がる3つのテンプレート「SDS法」「PREP法」「穴埋め文章作成法」(第2回) | 次々に読まれる文章とは?
プレゼンなどでもよく使われる手法でして、実は就活の文章は基本的に全てこれの応用です。
ただ、これをそのまま使うと押し一歩足りませんので、先ほどのストーリーの話を入れて、
- 結論
- 理由
- 事例・事例の詳細(ストーリ)
- 結論の繰り返し
↑の感じで。
さらに、もうちょっとプッシュしたいので、
- 結論
- 理由
- 事例・事例の詳細(ストーリ)
- 結論の繰り返し
- どう企業の役に立つのか (←追加:セールス)
↑のように最後に、自分をセールスしましょう。
人はセールスがないと物を買わない
なぜ、PREPに1つセールスを追加したのでしょうか?
簡単な話です。
人間は、自分にメリットがないと何も買えないから。
就活はあなたという製品を売り込む作業。
だから、自己PRするときは必ずセールス、自分を売り込んで、企業にとってどんなメリットがあるのか伝えるようにしましょう。
セールスの例を出すとテレビのCMがあります。
どのCMを見ても、必ず商品のメリットを伝えてます。
このCMなら、タレントが、「美味しい!」と言ってラーメンを食べています。
この「美味しい!」の部分が、セールスです。
だから、同じことを就活でもやろうというわけです。
実際例文でも、どう貢献するのか書いてみます。
このことから、人の話を聞いて勉強する力が自分にあると確信しています。御社に入社しても、上司やクライアント様のご意見を元に、コツコツと勉強を重ね、成長をして御社に貢献できるようになればと思います。
自己PRで使える文章のテンプレート
先ほどの、PREP+セールスの文章の雛形を作りました。
初めて自己PRを作る人は、↓の〇〇の穴埋めからやると楽に作れます。
- 結論:私は〇〇が強みです。
- 理由:過去に〇〇と言うことがあったからです。
- 事例・事例の詳細:〇〇をするのには、〇〇な困難がありましたが、〇〇を信じて行動した結果、改善することに成功しました。
- 結論の繰り返し:この結果から、〇〇と感じました。
- どう企業に貢献するか:貴社で仕事をすることになれば、この経験を生かして〇〇のように働いて貢献できればと考えております。
このテンプレートに当てはめて作るとかなり簡単に作れるようになります。
まず、1つ作って見てください。
- 結論
- 理由
- 事例・事例の詳細
- 結論の繰り返し
- どう企業の役に立つのか (←追加:セールス)
どのように取り組んだのか、できるだけ詳しく話す
自己PRで一番大事なこと、それはどのように取り組んだのかを伝えること。
悪い例と良い例を1つずつお見せします。
私の強みは粘り強いことです。テニスの全国大会に出場したことがあります。日々コツコツと粘り強く練習を重ね、そこでベスト10に入れたのは今でも誇りに思っています。
私の強いは勝つために粘り強く努力できることです。私の全国大会に出場したことがあります。身長が低く体格が小さな自分では、パワフルに攻めれないので、守りを重点的に粘り勝ちするテニスをできるようにトレーニングしました。全国大会の出場を決めた試合は、通常2時間ぐらいのテニスの試合なのに4時間粘りつづけた末に粘り勝ちしました。
2つの違いがわかりますか?
悪い例は自分の結果だけについて話していますが、良い例はどうやって全国大会に進んだのか、どうトレーニングしたのかを詳しく書いています。
これが、どう取り組んだのかということです。
どちらが、詳しく取り組みが伝わるかというと、下の方ですよね?
このようにして、状況を詳しく丁寧に書いて、どのように取り組んだのかを、書くようにしましょう。
詳しく話せば信頼も得られる
また、自己PRの大事な点として、企業に信頼される必要があります。
なぜなら、初対面なので嘘をつこうと思えばつけてしまうから。
だから、面接官も学生が嘘をついていないかチェックしています。
で、どうやって信頼できるかといえば、詳しく話すこと。
詳しい内容になればなるほど作り話の難易度が上がるため、ボロが出てしまうから、信憑性が高くなるのです。
嘘なら、質問を投げればすぐにわかリます。そのため、予想外のツッコミにも対処できない。
しっかり詳しく話せる=信頼できそう
となるのです。
なので、そんな点でも詳しく話すように。
客観的な数字などを示せばよりいい
詳しい情報を伝えるなら数字を使って比較するのがやりやすいです。
先ほどのテニスの例だと、
全国大会の出場を決めた試合は、通常2時間ぐらいのテニスの試合なのに4時間粘りつづけた末に粘り勝ちしました。
と言う風に数字で比較しています。
わかりやすいですよね?
このわかりやすさが非常に大事なのです。
誰でもできることはアピールにならない。他の人ができないことをアピールすべし
アピールとは、他の人ができないくて、自分だけできること。
だから、誰でもできることはアピールにはなりません。
アルバイトを4年間続けて、精一杯やりました。
中身ないし、誰でもできる内容なので無意味な例です。
もし、4年間のアルバイトをアピールするのなら、
アルバイトを4年間続けてきましたが、一度も欠勤・遅刻をしたことがありません。
このように、他にできる人が少なそうなことを伝えるのがベストです。
まとめ:ストーリーを交えて、わかりやすく人柄を伝えよう
ただ資格を自慢するのではなく、どのように取り組んで資格取得したのか、ストーリーを交えて伝えるようにしましょう。
ポイントとしては、
- 伝わりやすい文章構造、PREP + セールスで
- ストーリの中で、数字を使って説明、比較できるとベスト。
- 他の人ができなさそうな魅了をアピールする
が、大事になります。
言い方ひとつでかなり印象が変わります。
だから、あなたの資格取得の対する取り組みを具体的に伝え、人柄を理解してもらうことを心がけましょう。
ここの内容が実践できるようになれば、自己PRで困ることはありません。
どんどん、面接やESを受けに行きましょう!
資格取得の内容を自己PRにしようと思うんだけど、大丈夫かな?