失敗した経験をエントリーシートで書く前に知るべき2つのこと

この記事の要点!
- 「失敗を今後に活かす能力(精神的な面も)を持っているか?」が面接側は気になる
- 失敗からどうなったのか、どう生かしたのかを伝えるように
エントリーシートを書くさいの質問で必ずといっていいほど出るのが「挫折した経験」、つまり失敗に関すること。
わざわざ失敗談なんて聞いてどうするの?
なんて思いがちですが、採用する側からすると、”失敗をいかにして乗り越えられる人材なのか?”ということは非常に重要なことです。
実際にエントリーシートを通過した、失敗談の解答例をもとに解説していきましょう。
失敗した経験の解答例とは?
「ここ2~3年間での大きな失敗と、そこから何を学んだか、現在どのような行動に結びついているか教えてください。(資生堂)※300字以内」
私の最大の失敗は、失敗を恐れていたことです。 今までの自分は、失敗を恐れて行動に移せない臆病な性格のままずるずると変わり映えのない大学生活を送っていました。臆病な上に、恥をかきたくないというプライドの高さも手伝って、新しいことに挑戦することができないでいました。 しかし、就職活動をするようになり見ず知らずの就活生との関わりの中で「就活での恥はかき捨て精神」が芽生えました。他の就活生に負けたくない、何事も経験だと自分に言い聞かせ、挑戦するように心がけた結果、失敗も自分の糧になると考えられるようになり、ガツガツとファイトできるようになれた気がします。
引用元:Rakuten 「みん就」様より
失敗した経験を聞いてくる訳とは?
企業があなたに失敗談を求めてくるのは、↓の2つの点を知りたいからです。
- 失敗の原因を解明できているか?
- 失敗を今後に活かす能力(精神的な面も)を持っているか?
どんなに大きな企業に入っても、ビジネスの世界に入れば失敗はつきものですし、成功した!なんて思える機会の方が圧倒的に少ないものです。
失敗の中には、金銭的に会社に大きな損害を与えてしまったり、お客さんに迷惑をかけてしまうこともあるでしょう。
もちろん頻繁にこのようなことを繰り返してるいるようではダメですが、小さな失敗まで真に受けてたらキリがありません。
いかにして次に活かすか、切り替えができるか?
という能力こそ、企業側が求める人物像です。
↑のような意図をしっかりと踏まえた上で、しっかりニーズにそった答え方ができるよう詳しく見ていきましょう。
1.そもそもの原因を理解できてるかの確認(原因の解明)
臆病な上に、恥をかきたくないというプライドの高さも手伝って、新しいことに挑戦することができないでいました
例でいうと、↑の部分が原因の解明部分に当たります。
負けず嫌いを長所とする人も多いと思いますが、失敗を失敗と認めること、そして失敗原因をしっかりと解明できる能力は非常に重要です。
失敗には必ず原因がありますから、それをしっかり理解することは次の行動への示唆ともなります。
そのため、
「失敗から学んだことは?」なんて類の質問には、失敗した事項を言うのはもちろん「失敗をどのように捉えたのか?」「原因は何か?」なんてことまでしっかり述べるようにしましょう。
2.失敗が失敗で終わってないかの確認
しかし、就職活動をするようになり見ず知らずの就活生との関わりの中で「就活での恥はかき捨て精神」が芽生えました。他の就活生に負けたくない、何事も経験だと自分に言い聞かせ、挑戦するように心がけた結果、失敗も自分の糧になると考えられるようになり、ガツガツとファイトできるようになれた気がします。
「失敗は成功の元」なんて言われてるように、失敗は成功するために必ず必要なことです。
企業だってそれは承知の上なので、失敗を成功に変えられる、大げさなことを言えば失敗を成功として捉えられる人材を求めています。
なので失敗談を聞かれたからと言って、失敗した話のみ聞きたいだなんて誰も求めていません。
あくまで失敗をどのように活かしたのか?
がこの手の質問の意図であることを忘れないようにしましょう。