誰でもできる内定を取る自己分析の始め方を徹底解説
自己分析をしなさいというのに、誰も自己分析のやり方を教えてくれないと思ったことはありませんか?
私は思いました。口だけなのかなと。だから、自己分析は重要じゃないと考えたこともあります。
しかし、結論から言うと自己分析は重要です。
メリットはこの4つ。
- 企業に売り込める自分の強みがわかる
- 受ける企業の軸が出来る
- 面接やESで説得力の高い訴求が出来る
- 自分で気づいてなかった長所・短所が見えてくる
ですが、これ以上に重要なのが、自己分析を軽視して就活を初めて後悔している人が過半数以上いると言う調査結果が出ているため。
就活継続学生のうち、ここまでの就職活動で「後悔していることがある」という者は4人に3人(75.3%)。どんな点を後悔しているのかを複数回答で選んでもらったところ、「自己分析」が最も多く、54.9%と過半数が選んだ。次いで「業界研究」46.0%、「企業研究」45.1%と続き、「面接試験対策」までが4割を超える(40.7%)。売り手市場と言われていたからか、準備不足のまま臨んでしまったという声が目立つ。
自己分析が重要なのは感じれましたか?
しかし、肝心の自己分析のやり方がわからない人が多い。正しいやり方を教えてくれないから。
そんな人のために、この記事で内定を取る自己分析の始め方を解説します。誰でもできるので、騙されたと思って一度やってみていただけたらなと。後悔するよりも絶対にいいので。
自己分析は自分史作りから始める
自己分析には色んな方法があります。
人生の幸福度のグラフを書く方法。ジョハリの窓と言う方法で自分と他人が知っていること、知らないことを書き出す方法。
などなど、他にも色々あります。当サイトでは、自分史をから自己分析を作る方法を推奨しています。
理由は誰でも確実にできるから。
簡単な5つのstepで自己分析ができるので、時間をかければ誰でもできます。
また、どんだけ丁寧にやっても5,6時間もあれば完了するので、時間のコスパも高いです。
自己分析の手順
- 自分史を作る
- 自分史の共通項をまとめる
- 性格診断テストで、自己分析の裏付けを取る
- 自分に質問を投げて、さらに深める
- ここまででできた自己分析から自己PRを作る
自己分析のゴールは自己PRが作ることです。
なので、自分史を作るだけで自己分析を終わらせないように。そこで終わらすと、一生自己分析が終わらない気がします。
では、自己分析をしていきましょう!
1. 自分史の作り方
自分史をシンプルに言うなら、自分が過去にやったこととその理由をまとめることでしょう。
難しく言うと人生の振り返りですが、そこまで行くと自分探しになり就活の自己分析とは意味がずれるので、ちょっと違うかなと。
自分史の表を埋めていく
自分史とはいうものの、大がかりな表を作る必要はありません。
年齢 | 出来事 | 理由 | 理由のエピソード |
こんな感じの表を埋めていきます。↓ 例です。
年齢 | 出来事 | 理由 | 理由のエピソード |
21歳 | 希望していた〇〇ゼミに入る | 〇〇ゼミの研究内容に興味を持った。 | 大学の授業中に、〇〇教授が話した内容に共感した。教授がゼミでそれをやっていると聞いたら入りたいと思った |
22歳 | ゼミの卒論で教授と喧嘩する | 実験方法の内容で意見が別れた | 教授が推奨している方法があったが、それに自分が従わなかったため、口論になった。 最終的に、教授の意見を採用した。→自分の意見を見送った。 |
こんな感じで、
- 年齢
- 出来事
- 理由
- そのエピソード
を表にして埋めていきましょう。
また、ある程度の埋めるべき内容をあげておきます。
自分史で書き出すべき内容
ここに以下の4つの時代について、
- 小学生のころ
- 中学生のころ
- 高校生のころ
- 大学生のころ
それぞれ以下の内容を
- 習い事
- 好きな科目・嫌いな科目
- 部活・サークル
- ハマった遊び
- 学校外での活動
- 中学校・高校・大学を選択した理由
- 受験勉強の取り組み
- ゼミ・研究室の内容・出来事
- 記憶に残っているイベント・出来事
それぞれ書いてみましょう。なお、
- 部活・サークル
- アルバイト
- ゼミ・研究室
この3つは一生懸命するので、深く掘り下げやすいはず。できるだけ多くの出来事を書き出していきましょう。
2. 自分史が作れたらそこから共通項目を書き出す
自分史が作れたら、そこから共通項目を書き出していきましょう。
一例を出します。
年齢 | 出来事 | 理由 | 理由のエピソード |
18歳 | 大学でテニス部に入る。 | 高校からやっていたテニスをより高いレベルに極めたいから。 | 高校時代で良い成果を出せなかったから、大学でテニスで成果を出したいと考えた。 |
20歳 | テニスで関東大会まで勝ち進む。 | 大学で朝練・放課後と毎日6時間テニスをやっていてから成果が出た。 | 高校時代から成果が出てなかったが、ようやく成果を出せた。苦手なことに立ち向かい弱点を克服した結果、この成果を出せたと考えてる。 |
仮に、このような自分史があったとしましょう。
ここからは、
- 弱点を克服して、一定の成果を出すことができる。
- 一度始めたことは、気がすむまで極めたい性格。
と言うことが言えます。このように、自分史の中で共通していることを抜き出していきましょう。
これも、表にまとめるのがベストです。
※ちなみに、手書きでやってもいいですが、かなり疲れるので、エクセルとかに入力してあげると見やすいのかなと思います。
3. 性格診断テストをして、性格の裏付けを取る
ここまでで自己分析の作業の半分は終わったようなものです。もう少しだけ頑張りましょう。
さて、今作っている自己分析は全て自分の主観でしかありません。中には客観性視点でやっている、と言い切れる人もいますが、大事部分はそうじゃないでしょう。
客観性がないものにあまり意味はありませんので、ここで自己分析の裏付けをとっときましょう。
方法は2つ。
- 人に聞いてみる
- 性格診断テストをする
このどちらかです。
が、ここでは性格診断テストをオススメします。理由はいますぐできるから。
正直、他人に聞くのはめんどくさいし、時間もかかります。
ですが、診断テストならせいぜい30分もあれば、しっかりできるので、効率は明らかに高いです。
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診断テストの結果と比較する
診断テストができたら、今進めている自己分析の結果を比較してください。
明らかな相違点があれば、その理由を考えましょう。それが自分を客観視することに繋がります。
もし違いがなければ、自己分析は問題なくできていると見ていいでしょう。なので次のステップへ。
4. 自分に質問を投げて、自己分析をより深める
さて、ここから自己分析に深みをつけていきましょう。
ここまででわかったことを頭に入れて、以下の質問に答えてください。
- Q1:あなたの強みは何ですか?
- Q2:あなたの長所は何ですか?
- Q3:あなたの短所は何ですか?
- Q4:あなたはどんな性格をしていますか?
- Q5:興味ある業界は何ですか?
- Q6:やってみたいと思う業種は何ですか?
- Q7:あなたの趣味は何ですか?
- Q8:学生時代で最も頑張っていたことは何ですか?
- Q9:ゼミ・卒業研究は何をしていましたか?
- Q10:過去で最も失敗した経験は何ですか?
- Q11:過去で最も頑張ったことは何ですか?
- Q12:アルバイト経験から学んだことはありますか?
- Q13:今の大学を選んだ理由は何ですか?
- Q14:あなたは仕事に何を求めますか?
- Q15:大学で学んだことは何ですか?
- Q16:尊敬する人物は誰ですか?
- Q17:小学生のあなたを一言でいうと
- Q18:あなたが好きな人はどんな人ですか?
- Q19:あなたが嫌いな人はどんな人ですか?
- Q20:将来どうなっていたいですか?
これに対して答えましょう。もちろん、それぞれの答えはメモしておくように。
この質問は面接やESでよく聞かれる質問についてまとめたものです。自己分析でわかったことを元に、1つづつ丁寧に答えるように。どのみち後の、面接やESで使うので、今やっておくのが楽です。
自己分析から自己PRを作る
ここまで来たらもう一歩です!自己分析から自己PRを作ってしまいましょう!
「複数自己PRを用意しておくべし!」とも言われますが、あなたに必要なのはまず1つの自己PRを作ること。
2つ目は、1つ作って実際に使ってから作るか考えても遅くないでしょう。
自己PRの文章構成
文章構成は、
- 結論を持ってくる(←アピールしたい内容)
- 結論の補足情報(過去の客観的事実)
- 実際に結論と言えるようなエピソード(客観的エピソードを聞きたい)
- もう一度結論を伝え、自己PRを仕事でどう生かすのか伝える
このようにしましょう。PREP法と言う文章の書き方がありまして、それをほぼそのまま使っています。
おそらく、文章のプロと言う人はほぼいないと思うので、テンプレに従って書くのが効率的です。
で、ゴールの文章例です。こんな文章を目指します。
私は「危機的状況からでもどう改善をさせるのかに注力できる」人間です。
飲食店のアルバイトでバイトリーダーをしていたとき、売り上げをあげるため後輩を情報班・実行班と役割をわけて指揮して売り上げを20%伸ばしたことがあります。
店の近くに競合店が現れました。その結果店の売り上げが40%下がってしまいました。このままだと従業員を削減しなければなりません。
いつもお世話になっているバイト先・そして働いた仲間を減らさないため、なんとか売り上げを伸ばそうと苦心しました。
その結果、売り上げを伸ばすために部隊を作りました。売り上げが下がった原因を特定する情報班と、現状で店の満足度を上げるため方法を考える内部実行部隊と分けてそれぞれ行動するようにしました。
それぞれで行動してもらった結果、あることがわかりました。競合店の満足度が自分の店より高いということです。
原因は料理が出てくるスピードでした。競合店はスピードが圧倒的に早かったのです。それを解決するために料理を持って行くまでの業務フローを見倒しました。その結果、満足度が高まって客足が元に戻り、さらに味はこっちの店の方が美味しいというのが広まり、以前よりも利益が20%増えました。
この経験から、危機的状況からでも適切な行動を取ることで課題を解決できることがわかりました。御社でも、この経験を生かして営業としてお客様に貢献して行きたいと考えています。
文章の作り方
アピールしたい内容を選ぶ
自己分析で、アピールできそうなことの1つや2つあるでしょう。その中からアピールしたい内容を1つ選んでください。あくまでも1つです。
アピールできそうはことは一度全て書き出してみるといいでしょう。
なお、複数のアピールは難易度が高いので、確実に1つアピールすることに徹します。
アピール内容が本当かを示すエピソードを決める
さて、就活で大事なことを1つ言いましょう。それは、信じてもらうことです。
企業側からして、就活生は赤の他人です。なので話を信じてもらわなければなりません。
胡散臭い人っていますよね?そんな人の話は誰も信用しないでしょう。それと同じで、面接官からすると信憑性がない学生は胡散臭い人になります。
なので、信頼できる根拠が欲しいのです。
どいういうことかというと、たんに「私の強みは、何事も極めるまで続けることです。」と言うだけでは信じてもらえません。
初対面で会った人から、
「社長で月に100万円稼いでる。」
と言われてあなたは信用しますか?まず信用しないですよね。ですが、このように言うとあなたは信用するかもしれません。
「エンジニアで自営業をしていて月に何個かサイトを作って100万円稼いでいます。例えば、〇〇のサイトを作ってます。(作ったサイトを見せる)」
実際にどうやって稼いでいるのか説明をしています。これなら前よりも信憑性が高いですね。
面接でも同じように、ただ強みを言うだけでは信用してもらえません。アピールを信用してもらうには、そのアピール内容を実際に発揮したエピソードを伝えるのが一番です。
こんな感じに、信頼できる根拠を示しましょう。
で、学生の場合だとエピソードを伝えるのが手っ取り早いです。自己PRしている内容を表す過去のエピソードということですね。
自己PR:負けん気が強い。
理由:部活で負けた相手には勝つまで挑戦し続けた。
このような感じに。
自己PRがどのように仕事に生きるのか
ここまでできたら後一息です。自己PRしたい内容がどう仕事に生きるのかを考えて見ましょう。
これは例をみて感じてください。
私の強みは、何事も極めるまで続けることです。
中学・高校とテニスを続けていましたが、思うような結果が出ませんでした。大学に入ってもテニス部に入り、毎日、1日6時間の練習を2年間続けました。その結果全国大会4位の成績を出しました。
→仕事に生かす内容
御社での開発職でもテニスで培った極めるまで続けることで、TOPエンジニアなって御社に貢献できればと考えております。
こんな風に、この部分に関しては会社に合わせる必要があります。
しかし、他の部分は流用でOKです。
これなら、1つしか自己PRがなくても、色んな会社で使えます。
最後に文章にまとめる
最後に、ここまでの内容を文章にまとめましょう。
で、ここは文章構成をそのまま使えます。
- 結論を持ってくる(←アピールしたい内容)
- 結論の補足情報(過去の客観的事実)
- 実際に結論と言えるようなエピソード(客観的エピソードを聞きたい)
- もう一度結論を伝え、自己PRを仕事でどう生かすのか伝える
この1〜4を先ほど考えた内容で埋めればOK!これなら簡単ですね。
P.S. 自己分析でやっちゃいけない行動って?
自己分析の始め方を解説しましたが、自己分析でやっちゃいけないこともあります。
- 自分探しにハマる
- 時間をおいてからやろうと、後回しにする
- 自分一人だけで片付けようとする
この3つの状態にはくれぐれも陥らないように。
【これでもできない場合】診断テストから始めるのもアリ
また、どうしても
「自分史がかけないぞ!」
と言う人もいます。
そんな人は、最初に診断テストをやってしまうのがいいかなと。できない人は
- 自己分析=客観視だが、客観視が難しい
- そもそも自分をわかってないから、分析の使用がない
この2つの状態に陥っている可能性があるので、診断テストで自己分析のきっかけを作ってから始める方がスムーズかもしれません。
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